「披露宴に出席しないなら、1人1万円でいいの?」
「親族として、いくら包むのが失礼にならない?」
ギフト業界で20年、2万件以上の相談を受けてきた経験から、今の時代に合ったナシ婚の結婚祝い相場と、本当に喜ばれる贈り方の極意を詳しく解説します。

📋 この記事でわかること
- 関係性別・ナシ婚の結婚祝い相場一覧(友人・親族・親子)
- よくある3つの疑問(現金かギフトか・のし袋・お返しの有無)
- 金額以上に大切な3つのマナー
- 渡すタイミングの正解
- 専門家が勧めるギフト選びの哲学
ナシ婚のお祝い、よくある3つの疑問
現金とギフト、どちらがいい?
迷ったときは現金が最も無難です。相手が自由に使えますし、新生活の準備でお金が必要なタイミングにも合っています。ただし、親しい友人であればギフトも喜ばれますので、相手との関係性に合わせて選んでいただければと思います。
「現金だけでは少し寂しい」と感じる場合は、現金1万円+ペアギフトの組み合わせが最もおすすめです。金額感とお祝いの気持ちの両方が伝わります。
💡 専門家より
カタログギフトは相手が好きなものを選べるため、親しさの度合いに関わらず喜ばれやすいです。特に好みがわからない相手へのギフトとして重宝します。
のし袋はどう書けばいい?
ナシ婚でも、のし袋のマナーは通常の結婚祝いと同じです。水引は紅白の結び切りを使います。表書きは「寿」または「御結婚御祝」が一般的です。
のし袋の書き方について詳しくは、お祝いのし袋の書き方完全ガイドもご覧ください。
💡 専門家より
結び切りは「一度結んだらほどけない=繰り返さない」という意味があり、結婚祝いにはこちらを使います。蝶結びは何度あっても良いお祝いに使うものですので、間違えないようにしていただければと思います。
ナシ婚でもお返し(内祝い)はある?
式を挙げない場合でも、お返しは必ずしましょう。披露宴があれば料理や引出物でおもてなしができますが、ナシ婚ではお祝いをいただいた以上、お返しを届けるのがマナーです。お相手は決してお返しを期待されているわけではありませんが、「心からのありがとう」を形にするステップとして、省略せず感謝を伝える姿勢を大切にしていただければと思います。
結婚内祝いの相場については結婚内祝いの相場はいくら?、のしの書き方については結婚内祝いのし書き方完全ガイドもご覧いただければと思います。
1. 【関係性別】ナシ婚・挙式なしの結婚祝い相場一覧
① 友人・職場関係の相場
友人や同僚の場合、基本的には「1万円」を一つの基準に考えるとスマートです。
| 関係性 | 金額相場 |
|---|---|
| 友人 | 5,000円〜10,000円 |
| 会社の同僚 | 5,000円〜10,000円 |
| 部署一同(お付き合い) | 3,000円〜5,000円 |
| 上司から部下へ | 5,000円〜10,000円 |
| 役員から従業員へ | 30,000円〜50,000円 |
💡 専門家より
友人に3,000円では少なすぎますし、逆にあまり多すぎても相手を恐縮させてしまいます。「1万円」程度が、お互いに心地よい距離感と言えるでしょう。
② 親族関係の相場
| 関係性 | 金額相場 |
|---|---|
| 甥・姪へ | 30,000円〜100,000円 |
| 兄弟姉妹へ | 10,000円〜50,000円 |
| 祖父母から孫へ | 30,000円〜100,000円 |
③ 親子関係の相場(結婚支度金)
一般的な相場
50,000円〜100,000円
結婚支度金として
30万・50万・100万円のケースも
2. 金額以上に大切な「3つのマナー」
① 必ず「新札」を用意する
お祝いは、新しい人生のスタートを祝うものです。必ず銀行で両替したばかりの新札を用意しましょう。香典と違い、結婚祝いでは新札が正解です。
② 「忌み数」を避ける
❌ 避けるべき金額:4万円(死)、9万円(苦)を連想させる金額
✅ 2万円について:以前は偶数は避けられてきましたが、最近では「ペア」という意味で2万円は容認されています。
③ 迷った時の裏技「現金1万円+ペアギフト」
「1万円では少し寂しいけれど、2万円は予算オーバー…」と迷った時におすすめなのが、現金1万円+ペアの品物(3,000円〜5,000円程度)をセットにして贈るスタイルです。
🎁 ペアギフトのおすすめ例
- 箸・マグカップ・グラスなどのペア食器
- 新生活で必ず使う高品質なタオル
- ホットプレートなど二人で囲む食卓を彩るアイテム
💡 専門家より
私自身も結婚祝いにホットプレートをいただいて、今でも大活躍しています。「二人で使う」イメージが浮かぶ品は、特に喜ばれます。
結婚内祝いのおすすめギフトについては、結婚内祝いおすすめランキング5選もご参考ください。
3. 渡す時期:「スピード感」と「タイミング」がすべて
| 渡す相手 | タイミングの目安 |
|---|---|
| 友人・知人・職場関係 | 入籍の報告を受けたら2〜3週間以内に届くように |
| 親から子へ | 家電・家具を揃える前に渡すのが鉄則 |
💡 専門家より
「すぐに祝いたい」というスピード感そのものが、相手への何よりのメッセージになります。親から子へは特に、大きな買い物をする時期に現金があることが何よりの助けになります。

4. ギフト選びの哲学:「生活の質をほんの少し引き上げる」もの
ギフトの役割は、「相手の生活の質を、ほんの少し引き上げること」にあります。普段使いの箸は安価でも買えますが、自分ではなかなか手を出さない「一膳数千円の箸」などは、食卓にあるだけで日常を贅沢に変えてくれます。「これがあれば新婚生活が楽しくなりそうだな」と思える一品を選んでみてください。
ナシ婚だからこそ、気持ちを言葉にする
式がない分、お祝いの言葉やメッセージカードが特別な意味を持ちます。ギフトに一言でいいので「おめでとう」の気持ちを添えるだけで、受け取る側の印象が大きく変わります。手書きのメッセージカードを一枚添えるだけで、贈り物の温かさが何倍にもなる——そう感じています。形式よりも、気持ちを言葉にすることを大切にしていただければと思います。
まとめ:結局、形にすることが一番の祝福
「結局、お祝いとして何かを形にしておけば、贈る側も受け取る側も安心です」——これが20年現場に立ってきた私の答えです。
✅ ナシ婚の結婚祝い まとめ
- 友人・同僚の相場は5,000円〜1万円。1万円が心地よい基準。
- 親族は関係性・慣習に応じて1万〜10万円の幅で検討。
- のし袋は紅白結び切り・表書きは「寿」または「御結婚御祝」。
- お返し(内祝い)は式の有無にかかわらず必ず行う。半返しが目安。
- お祝いは必ず新札で。4・9がつく金額は避ける。
- 迷ったら現金1万円+ペアギフトの組み合わせがおすすめ。
- 友人・知人へは2〜3週間以内、親から子へは家電購入前に。
- ギフトは「自分では買わないけれど、もらうと嬉しいもの」を選ぶ。
新生活を始めるお二人の笑顔のために、専門家として最高の提案をさせていただきます。
📎 あわせて読みたい関連記事


コメント