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Pythonのfor文を理解する リスト編

Pythonを学習する男性のイラスト python
Pythonプログラミングを学ぶ男性の姿

テーマ:for文を使い、リストの処理していこう!

リストとは

Pythonのリストは複数の要素をまとめて管理するためのデータ型です。リストの特徴として、順序が保証されている点や、文字列、数値、リストなど多様なデータ型を扱える点が挙げられます。

例えば以下のようにリストを作成します。

fruits = ["りんご", "みかん", "ぶどう"]

このリストでは、3つの要素が含まれています。

for文×リストの基本活用例

要素を順に処理する


for文を使うと、リストの要素を順に取り出して処理を行うことができます。
下図のように「for 変数名 in リスト:」と書くことで、リストの要素の数だけ、処理を繰り返すことができます。

fruits= ['りんご', 'みかん', 'ぶどう']
for fruit in fruits:
    print(fruit)

実行結果

りんご
みかん
ぶどう

実践的なリスト処理の例

条件を指定した要素の処理

リスト内の数字から特定の条件を満たす要素だけを表示します。

numbers = [1, 5, 7, 8, 15, 20]
for number in numbers:
    if number > 10:
        print(number)

実行結果

15, 20

新しいリストを制作する

既存リストを基に新しいリストを作成する例です。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared_number = []
for number in numbers
    squared_number.append(number** 2)
print(squared_number)

事項結果

[1, 4, 9, 16, 25]

ネストされたリストの処理

リストの中にさらにリストがある場合、for文を二重に使って処理を行います。

matrix = [[1, 2, 3], [4, 5, 6]'[7, 8, 9]]
for row in matrix:
    for value in row:
        print(value)

実行結果

1
2
3
4
5
6
7
8
9

効率を高めるリスト内包表記

リスト内包表記を使うことで、簡潔かつ効率的なコードを記述できます。

基本的な例

リストの各数値を2倍する新しいリストを作成。
「変数名A = [指示内容 for 変数名 in リスト]とすることで、効率的にコードを記述することができます。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
doubled = [num * 2 for num in numbers]

print(doubled)

実行結果

[2, 4, 6, 8, 10]

条件付きの例

10以下の数値のみを抽出して新しいリストを作成。

numbers = [3, 10, 15, 20]
filtered = [num for num in numbers if num <= 10]

print(filtered)

実行結果

[3, 10]

まとめ

リストはPythonプログラミングにおいて、その柔軟性と多様性から頻繁に使用されるデータ型です。for文を活用することで、リスト内の要素を効率的に処理することができます。

さらにリスト内包表記を使えば、より簡潔なコードを作成可能です。次回は辞書編に進み、for文を使った辞書の実践的な活用方法を学びましょう!

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