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for文を理解する タプル編

夜中にPythonを学習する爽やかな男性が、メガネをかけた優しい雰囲気で作業している。 python
夜の静寂の中、Pythonで新しいスキルを磨く男性の姿。

テーマ:for文でタプル操作を徹底解説しよう!

タプルとは

タプル(tuple)は、Pythonで使われるデータ型の一つで、複数の要素をまとめて管理できます。リストと似ていますが、タプルは「変更不可能(イミュータブル)」という特徴があります。

タプルは、丸括弧 () を使って作成します。要素をコンマ , で区切って記述します。

empty_tuple = ()  # 空のタプル
single_element_tuple = (42,)  # 要素が1つでもコンマが必要
multiple_elements_tuple = ("りんご", "バナナ", "みかん")  # 複数要素

for文×タプルの基本活用例

タプルの要素を順に処理する

タプル内の要素を順番に取り出しながら処理を行うことができます。

fruits = ("りんご", "バナナ", "みかん")
for fruit in fruits:
    print(fruit)

実行結果:

りんご
バナナ
みかん

タプルの要素をインデックス付きで処理する

enumerate()関数を使うことで、タプルの要素にインデックスを付けて操作できます。

fruits = ("りんご", "バナナ", "みかん")
for index, fruit in enumerate(fruits):
    print(f"{index}: {fruit}")

実行結果:

0: りんご
1: バナナ
2: みかん

条件付きでタプルを処理する

タプル内の要素に条件を加えて処理することも可能です。以下は名前に「バ」が含まれる要素だけを表示する例です。

fruits = ("りんご", "バナナ", "みかん")
for fruit in fruits:
    if "バ" in fruit:
        print(fruit)

実行結果:

バナナ

タプルのネスト処理

タプルの中に別のタプルが含まれる「ネストされた構造」を処理することもできます。

nested_tuple = (("りんご", 100), ("バナナ", 200), ("みかん", 300))
for fruit, price in nested_tuple:
    print(f"{fruit}: {price}円")

実行結果:

りんご: 100円
バナナ: 200円
みかん: 300円

リスト内包表記×タプル

リスト内包表記を使うことで、タプルの要素を変換して新しいリストを作ることができます。

fruits = ("りんご", "バナナ", "みかん")
upper_fruits = [fruit.upper() for fruit in fruits]
print(upper_fruits)

実行結果:

['りんご', 'バナナ', 'みかん']

まとめ

タプルは不変(イミュータブル)で安全にデータを管理したいときに便利なデータ型です。for文を使えば個々の要素を効率的に処理することができ、ネストされたタプルや条件付き操作も可能です。

次回は問題編です!

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