
カタログギフトは、冠婚葬祭のお返しやお祝いの場面で、今やすっかり定番のギフトになっています。私自身もこれまで何度もいただいてきましたが、充実した内容のものもあれば、見た目はおしゃれでも中を開けてみると商品点数が少なく「これだと選びにくいな」と感じたものもありました。
カタログギフトにはさまざまな種類があり、選ぶ側にとっても迷いやすいのが正直なところです。今回は「もらった側が感じる疑問」を中心に、20年以上ギフトの現場に携わってきた立場からお答えしていきます。贈ることをご検討中の方の参考になれば幸いです。
よくある7つの疑問にプロが答えます
Q1. 欲しいものが見つからないことはありませんか?
大手のカタログギフトであれば、2,000点以上の商品が掲載されています。日用品・雑貨・家電・食品・グルメ体験など、幅広いジャンルが揃っているので、ほとんどの場合は何か見つかるはずです。
一方、「若者向けブランド系」「日本製限定」「50〜60代女性向け」といった、テーマを絞り込んだカタログは商品点数が少なめです。相手の好みがはっきりわかっている場合は絞り込みタイプも喜ばれますが、よくわからない場合は商品数の多い大手総合版を選んでおくのが無難です。
Q2. 年配の方はカタログの選び方がわからないのでは?
同居しているご家族など、手伝ってくれる方がいれば基本的には問題ありません。スマートフォンやはがきでの申し込みも、一緒にやれば難しくないはずです。
どうしても難しそうな場合は、品物を指定して贈るというのも一つの選択肢です。ただし高額になるほど品物の選定に迷いが出やすいので、状況に合わせて判断していただければと思います。
一点注意があります。年配の方の中に「申し込まなければ贈った人にお金が戻るから、申し込まずにおこう」と誤解している方が稀にいらっしゃいます。カタログギフトは贈った時点でお支払いが完了していますので、必ず申し込んでいただくようにお伝えしておくことをおすすめします。
Q3. 「またカタログギフトか」と思われないか心配です
カタログギフトは、相手が自分で好きなものを選べるのが最大の利点です。もらうたびに選ぶ商品は違いますし、そこまで気にしなくてよいと思っています。
ただし、同じ相手に短期間で複数回贈る場合(たとえば結婚祝いの数ヶ月後に新築祝いなど)は、同じメーカーのカタログが続くと印象に残りやすいこともあります。そういったケースでは、メーカーや種類を変えてみるのがおすすめです。
Q4. 申し込み期限が過ぎてしまいました。もう使えませんか?
カタログギフトの申し込み期限は、通常3〜4ヶ月に設定されています。ただ、この期限は「申し込みを促すための目安」という側面が強く、期限を過ぎても申し込めることが多いです。半年以内であれば対応してもらえるケースが多いので、諦めずにまずカタログギフト会社へ問い合わせてみることをおすすめします。
一方、2〜3年以上経過してしまった場合は、商品の廃盤や物価の変動などで対応が難しくなることもあります。その場合も、まずは問い合わせてみてください。「もう無理かも」と最初から諦めてしまわず、まずは問い合わせてみていただければと思います。
Q5. カタログギフトを贈ると「手抜き」と思われませんか?
手抜きだと思われることはまずありません。相手に選んでもらうという考え方は、押しつけたくないという誠実さの表れとして受け取られることが多いです。
ただし、カタログギフト単体だと少し味気なく感じる方がいるのも事実です。焼き菓子や季節のお菓子など小さなものを添えて渡すだけで、ぐっと温かみが増します。ご予算に余裕があれば、ひと添えしていただくのがおすすめです。
Q6. どれがどう違うのかよくわかりません
シンプルに言うと、カタログの価格=掲載されている商品の価格帯です。4,000円のカタログには4,000円相当の商品が、8,000円のカタログには8,000円相当の商品が載っています。「どれもそんなに変わらないなら安い方でいい」は誤解で、価格の差はそのまま商品のグレードの差につながります。
また、カタログ内の商品は定価ベースで掲載されています。「これ、ネットで安く売っていたな」と感じることがあるかもしれませんが、それは定価と実売価格の差によるもので、カタログギフトの価値が低いわけではありません。
Q7. システム料がかかって割高ではないですか?
カタログギフトには「システム料」と呼ばれる手数料がかかります。カタログ本体の製作費・申込はがきの処理費・商品の送料・管理費などが含まれており、目安として1,000円前後が相場です。
正直なところ、3,000円のカタログに1,000円のシステム料は割高感があると私自身も感じています。そのため、カタログギフトを選ぶなら5,000円以上のギフトを贈る場面がおすすめです。3,000円以下の場合は、実際の品物を贈る方がコストパフォーマンスとしては優れていると思っています。
カタログギフトで失敗しないための選び方
数あるカタログギフトの中から、贈る相手に合ったものを選ぶために押さえておきたいポイントをまとめました。
商品点数が十分あるものを選ぶ
相手の好みが詳しくわからない場合は、商品点数が多い大手総合カタログから選ぶのがおすすめです。選択肢が多いほど「欲しいものがない」という状況になりにくく、受け取った方が楽しんで選んでいただけます。
相手の年齢・好みに合ったカタログか確認する
カタログの種類によって、想定している購買層が異なります。年配の方に若者向けブランド系のカタログを贈っても、ピンとくる商品が少ない可能性があります。相手が60代以上であれば、食品やグルメ、日用品が充実した総合型が無難です。
高額の場合は複数品選べるタイプも検討してみる
カタログギフトの多くは1品選ぶタイプですが、高額ギフトの場合は2〜3品選べるタイプも一部あります。1品だけだと相手が選びあぐねてしまうこともあるので、予算と相談しながら探してみるのもよいでしょう。ただ、大手カタログギフトの総合版であれば1品選択タイプでも商品点数が豊富なので、通常はそちらで十分喜んでいただけます。
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香典返しや結婚内祝いでカタログギフトを検討している方は、香典返しのおすすめランキングや結婚内祝いのおすすめランキングもあわせてご参考ください。
カタログギフト以外を検討すべき場合
カタログギフトは便利な選択肢ですが、状況によっては別の形を選ぶ方がよいケースもあります。
年配の方でカタログを選ぶのが難しそうな場合
手伝ってくれる方がいない、またはスマートフォンやはがきの操作が難しそうという場合は、最初から品物を指定して贈る方が親切です。お茶・海苔・洗剤・タオルなど、日常的によく使うものをお渡しすると喜ばれやすいです。
5,000円未満のギフトを贈る場合
前述のとおり、システム料を考えると5,000円未満のカタログギフトはコスト的に割高になりやすいです。3,000円以下であれば、スイーツや食品など実際の品物を選ぶ方が、受け取った方にとっても「もらった感」が出やすいと思っています。引き出物にカタログギフトを検討されている方は、引き出物のおすすめランキングもご覧いただければと思います。
✅ まとめ:カタログギフト、こう選べば失敗しない
- 相手の好みがわからない場合は、商品点数が多い大手総合カタログが安心
- 年配の方には、食品・日用品が充実した総合型がおすすめ
- 「申し込まないとお金が戻る」は誤解。必ず申し込むようお伝えを
- 申し込み期限を過ぎても諦めずカタログギフト会社に問い合わせを
- お菓子などをひと添えすると温かみが増す
- 5,000円以上の場面で選ぶとシステム料の割高感が少ない
- 3,000円以下なら実際の品物の方がコストパフォーマンスも印象もよい
- 高額ギフトなら2〜3品選べるタイプで選ぶ楽しさをプレゼント

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